【ロードマップ】2027年施行「育成就労制度」適用パターンと準備スケジュール
- 4月20日
- 読了時間: 3分
2027年4月1日、日本の外国人材受け入れ体制は大きな転換点を迎えます。これまでの「技能実習制度」が解消され、人材育成と確保を目的とした「育成就労制度」がスタートします。
「まだ先のこと」と後回しにせず、手続きの遅れや制度移行時の混乱(2027年問題)を避けるための準備を今から始めましょう。
1. 押さえておきたい受け入れタイミングによる3パターン
受け入れのタイミングによって、適用されるルールが異なります。
入国・申請のタイミング | 適用される制度 | 備考 |
2027年3月31日以前に入国済 | 技能実習制度 | そのまま2号まで継続可能。 強制切り替えはありません 。 |
《経過措置》 2027年6月30日までに入国 | 技能実習制度 | 【条件あり】 2027年3月末までに申請を完了し、6月末までに入国・実習開始すること 。 ※注意点:1日でも入国が遅れると「技能実習」での受け入れは不可となり、新制度での再申請が必要になるリスクがあります。 |
2027年7月以降に入国 | 育成就労 | 全て新制度が適用。 「転籍(転職)」ルールへの対応が必須です 。 |
2. 準備スケジュール:時系列ロードマップ
育成就労制度への移行は、単なる事務変更ではなく「選ばれ続ける職場づくり」への見直しが必要です。
【フェーズ1】現在 〜 2026年内:方針決定と早期アクション
育成方針の明確化:単なる人手不足解消ではなく、将来的な「特定技能」への移行を見据えた戦力化方針を立てましょう 。
支援体制の見直し:転籍(職場変更)が可能になるため、評価基準の明確化や相談窓口の設置など、現場任せにしない体制構築が不可欠です 。
早期申請の検討(旧制度希望の場合):2027年6月30日までに入国し現行での技能実習制度を活用したい場合は、審査遅延を考慮し2026年12月までの申請を推奨します 。
【フェーズ2】2027年初頭 〜 春:デッドライン管理
育成就労計画の作成:目標とする技能検定や日本語試験を含めた計画認定の準備を進めます 。
期限の厳守:経過措置を利用する場合、「2027年6月30日入国」というデッドラインをタイトに管理する必要があります。
【フェーズ3】2027年4月1日:新制度スタート
育成就労制度の完全施行:これ以降の新規申請はすべて新制度が適用されます 。
3. まとめ:新制度を企業が進化する「契機」に!
2027年の「転籍(転職)」ルールの導入に対し、不安を感じる経営者様も少なくありません。
しかし、私たちはこれを、国籍を問わず人財から「選ばれる企業」へと進化する絶好のチャンスと捉えています。
現行制度(転籍制限あり)で採用できる残りの期間は、単なる「囲い込み」のためではなく、強固な信頼関係を築くための「土台作り」に最適な時期です。
この安定した期間を活かし、自社の社風や技術をじっくりと伝え、言葉の壁を越えた絆を育む。それこそが、新制度時代になっても揺るがない、長期安定雇用の最短ルートとなります。
人財を「単なる労働」としてではなく、共に成長する「パートナー」として迎える準備を、今から始めていきませんか。
変化の激しい時代だからこそ、貴社の「グローバル人事部」として私たちが全力で伴走し、持続可能な組織づくりをサポートし続けます。
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