【外国人労働者と日本社会】「なぜ犯罪に手を染めるのか」その背景とは?
- 日亜人財教育研究所
- 2024年12月9日
- 読了時間: 3分

《概要》
外国人労働者による犯罪や失踪がニュースで取り上げられることが増える中、SNSで注目を集めた投稿が問題の背景を浮き彫りにしています。
元技能実習生を指導している新聞配達店の従業員、えどきたさん(X上の投稿者)が語った体験談が、多くの人に共感を呼びました。
えどきたさんが指導しているベトナム人後輩は、日本語能力試験のN4レベルで、
日本語でのやり取りに大きな苦労をしていました。
特に新聞配達の仕事では、漢字が読めないため表札の名前を形で覚える必要があったり、
現実の日本語が教科書で学ぶ日本語とは全く異なる点がハードルとなります。
さらに、日本語が通じないことで職場で叱責されたり、適応できない状況が続くと、
精神的に追い詰められてしまうことも。
こうした現場の厳しい現実を知らず、労働者の日本語能力に合わない職務を割り当てる仲介業者や、
サポート体制が整っていない雇用側の対応が問題視されています。
◉投稿から見える課題
技能実習生の日本語能力と職務のミスマッチ
多くの外国人技能実習生は、N2レベルの日本語能力がないまま来日し、
言語能力が求められる職場に配置されることがあります。
例えば、新聞配達のような職務は、一見単純そうに見えますが、漢字を読む力や日常的な日本語の理解が必要です。
現場の支援不足
日本人の同僚が、日本語の特性や外国人の背景を理解していないため、
指導やコミュニケーションがうまくいかず、摩擦が生じます。
これが外国人労働者の失踪や犯罪の引き金になるケースもあるといいます。
日本政府の受け入れ政策の問題
外国人労働者を受け入れる政策の根本的な課題として、適切な日本語教育の提供や職場環境の整備が不十分な点が指摘されています。 <参考>
まいどなニュース:「なぜ外国人労働者は犯罪を犯すのか?「ベトナム人を指導して気づいたこと」が話題「日本政府は肝心なことをわかってない」(2024年11月28日)
https://maidonanews.jp/article/15513846?page=1)
えどきた(@higonohirokun)さん Xアカウント:https://x.com/higonohirokun/highlights)
外国人労働者による犯罪が報じられると、しばしば「外国人=危険」
といった偏見が広がりがちですが、えどきたさんの投稿はその背後にある
構造的な問題を明らかにしています。
彼らが犯罪に手を染める背景には、言語の壁や適応の難しさがあり、そ
の多くは受け入れ側の準備不足やサポート体制の欠如に起因していることがわかります。
私自身、技能実習生たちに日本語を教える中で、
日本語の難しさや文化的な違いが、外国人労働者に大きなストレスを与えるということを痛感しています。
「教科書通りの日本語を話す日本人はいない」という現実や、和製英語、方言などの要因が、外国人の混乱を招いていることも頷けます…!
これらの課題は、雇用主や仲介業者だけでなく、日本社会全体が理解し、
改善に向けて動くべきものだと強く感じました。
特に、外国人が不法滞在や犯罪に追い込まれないためには、
彼らが安心して働ける環境作りや日々のコミュニケーションがとても重要です。
それは、日本語教育の充実だけでなく、
現場の日本人が多文化共生への意識を高めることも含まれます。
えどきたさんの投稿にもあるように、外国人労働者も初めは
真面目に働こうという意志を持って来日しています。
外国人労働者を「ただの労働力」として扱うのではなく、
彼らが安心して働ける環境を整える努力が必要だと強く感じます。
言葉の壁を乗り越えて、異文化を理解し合える社会になれば、
外国人も日本人もお互いにもっと幸せに働けるのではないでしょうか。
えどきたさんの投稿は、読んでいて
「そうだよね」と思える部分が多く、もっと多くの人にこの現実を知ってほしいと思いました!





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