top of page

農業分野での外国人技能実習生~業務内容・人数上限・受け入れ方法を徹底解説






こんにちは!外国人雇用アドバイザーの 八神です!

国内では、農業を含む第一次産業による人手不足・後継者不足・高齢化はとても深刻です。

そんな中、農業における外国人技能実習生の活用が注目されています。


  • 技能実習生ができる業務は?

  • 何人まで技能実習生を雇うことができるの?

  • 技能実習生の受け入れ方法は?


経営者にとっては、わからないことばかり…

こちらの記事では、外国人労働者の受け入れを検討している農業経営者様向けに

わかりやすく解説していきます。


目次

1.農業分野の外国人の受け入れの状況

2. 農業分野で外国人技能実習生が従事できる業務内容

3.農業分野における外国人技能実習生の受け入れ可能人数

4.農業分野での外国人技能実習生受け入れの流れ

5.農業分野での受け入れの際の注意点





1.農業分野の外国人の受け入れ状況


技能実習生の人数は、令和5年12月時点で約3万人。

農業分野全体でみると、年々、増加傾向にあります。農林水産省の令和7年3月の資料(※参考1)によると国籍別では、インドネシア、ベトナム、フィリピンの順の構成です。










2.農業分野で外国人技能実習生が従事できる業務内容


農業分野で外国人技能実習生が対応できる主な作業は幻覚に決められており、以下の図の2職種6作業が対象となります。





【対象分野】

耕種農業では、小麦や豆などの穀物、綿・麻・油・タバコといった工芸作物、野菜・果物・草花などを栽培の対象とします。ただし、米は対象外です。畜産農業では、養豚・養鶏・酪農といった畜産業に従事することができます。


【任せられる作業】

耕種農業では、ビニールハウスを使った野菜や花の栽培、畑での野菜づくり、果樹園での年間を通じた管理作業を行います。作物の栽培だけでなく、野菜や果物を使ったジュースやジャムなどの加工品の製造・販売も行います。

畜産農業では、家畜の世話やエサやりのほか、牛乳や肉などの畜産物を使った製品の製造・加工・販売を行います。また、農場内での運搬・梱包・出荷作業も含まれます。

冬には、関連業務として除雪作業を依頼することも可能です。


ただし、作業は、必須業務・関連業務・周辺業務の3つの業務が設定されており、必須業務は技能実習生が必ず行えわなければいけない業務です。


ですので、技能実習生を受け入れる際は、これらの業務内容を理解し、自身の農園や牧場でどのように活用できるかを検討することが大切です。





3. 農業分野における外国人技能実習生の人数


農業分野で受け入れ可能な外国人技能実習生の数には、組織の規模ごとに上限が定められています。この上限は、受け入れ先の常勤職員数に基づいて決まります。

以下は、常勤職員数に応じた受け入れ上限です。





4.農業分野での外国人技能実習生受け入れの流れ


外国人の技能実習生を農業で受け入れるためには、決められた手順やルールを守る必要があります。

まず大事なポイントは、農家や農業法人が直接実習生を受け入れることはできないということです。必ず「監理団体」という組織を通して手続きをしなければなりません。


監理団体とは? 

監理団体とは、農業協同組合(JA)や事業協同組合のことを指します。この団体が、農家の代わりに実習生の受け入れを手伝います。ただし、どんな団体でもいいわけではありません。監理団体として国から許可をもらった団体でなければなりません。


監理団体のルール 許可を受けた監理団体は、厳しいルールのもとで活動します。もしルールを破ると、許可を取り消されることがあります。さらに、一度許可を失うと、その団体は5年間も新たな申請ができません。


実習生を受け入れるために大切なこと 

このような厳しいルールがあるため、監理団体は法律をしっかり守り、正しく運営することが求められます。農業経営者は、信頼できる監理団体を選び、その団体を通じて手続きを進めることが重要です。そうすることで、トラブルを防ぎ、スムーズに実習生を受け入れることができます。


5.農業分野での受け入れの際の注意点

依頼する業務内容には注意が必要です。

農業の技能実習では、作物の栽培管理や家畜の飼育管理を業務に含める必要があります。これらの業務がまったく含まれない仕事を任せることは法律違反となり、不法就労とみなされるため注意が必要です。

また、農作物や畜産物の加工・販売、除雪作業などの関連業務は、補助的に行うことは可能ですが、これらを主な業務として働くことは認められていない点も理解しておきましょう。


農業分野での受け入れ業務はとても細かく厳格に決められています。

技能実習生の受け入れを少しでも検討している方はお気軽にご連絡ください!






Comentarios


bottom of page