技能実習生と特定技能の違いー③メリット・デメリット
- 周 Gss
- 2023年4月18日
- 読了時間: 2分

近年、日本において外国人労働者の需要が高まり、その中でも『特定技能』と『技能実習』は特に注目されています。両制度にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、以下に整理しておきます。
【メリット:『特定技能』】
① 建設分野と介護分野を除き、受け入れ人数の制限がない
② 技能実習と比べて、外部コストを抑えられる
③ 技能実習と比べて、受け入れ後の事務作業が簡素
④ 国内人材の受け入れが可能なため、就労までの期間が短い
⑤ 技能実習から資格変更する場合、3年~5年の業務経験があるため、即戦力化しやすい
⑥ 相対的に日本語力が高い
⑦ 日本人が行う付随作業も従事できるため、取り組める幅が広い
【デメリット:『特定技能』】
① 現時点では海外での試験が限定されているので、技能実習と比べて候補者の確保が難しい
② 早期退職の可能性がある
③ 企業都合での解雇者(日本人従業員等)ができなくなる
【メリット:『技能実習』】
① 3年または5年間で関係性を構築できる
② 人材の確保が比較的容易
【デメリット:『技能実習』】
① 外部コストが高い
② 受け入れ後の事務作業が煩雑
③ 就労目的の在留資格ではないため、従事できる作業が定められている
④ 地域・職種によって、募集が困難
⑤ 採用後に入社するまでに一定の期間が生じる
以上が、『特定技能』と『技能実習』のそれぞれのメリットとデメリットについてのまとめです。労働力不足の中、外国人労働者を活用するためには、どちらの制度を活用するか、企業や業種に合わせて検討する必要があるでしょう





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