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技能実習生と特定技能の違いー①制度

  • 執筆者の写真: 周 Gss
    周 Gss
  • 2023年4月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年4月17日


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4月10日に技能実習生制度の廃止の提案がありました。そこで、技能実習生と特定技能には何が違うのか、三つの面から解説したいと思います。今日は外国人労働者の受け入れ制度について、以下の6つの違いがあります。

  1. 制度の目的が異なる 「技能実習」は、開発途上国出身の方に日本の高い技術を現場での実習を通じて習得してもらい、帰国後に培った技術を広めていただくことが目的です。「特定技能」は、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的としています。

  2. 就業可能な作業内容や分野が異なる 「技能実習」と「特定技能」それぞれ認められている作業内容や分野が異なります。両者が認められている場合でも、作業内容や分野によって異なります。

  3. 転職の可否 「技能実習」では、あくまでも「実習」であるため、そもそも「転職」という概念が存在しません。「特定技能」は就労資格であるため、一定の条件を満たせば転職が可能です。

  4. 就労前後に関与する事業者数 「技能実習」では、企業と実習生の間に入る関係者が多いのが特徴です。「特定技能」の場合には原則、企業と外国人のみです。

  5. 受け入れ人数の制限有無 「技能実習」の受け入れには人数制限がありますが、「特定技能」の場合には制限がありません。

  6. 対象となる人数の違い 「技能実習」は未経験者を対象とした制度です。「特定技能」は、一定の専門性・技能を有する外国人を対象としています。

以上が「技能実習」と「特定技能」の6つの違いです。ただし、両制度にはそれぞれ細かいルールや条件がありますので、詳しくは公式サイト等で確認することが必要です。


 
 
 

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