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技能実習生の生活指導員とは?資格要件・講習や役割について解説


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こんにちは!外国人雇用アドバイザーの 八神です!

人手不足で外国人技能実習生の話題はよくききますよね。

技能実習生を支えるのが職員が生活指導員です。

生活指導員はどんな仕事をしている❓と疑問に思いますよね。


・「生活指導員ってどんな業務をしているの❔」

・「生活指導員になるために資格・講習や条件はあるの❓」


このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は、技能実習生を支える生活指導員の資格要件・講習や役割について取り扱います。


目次

  1. 生活指導員とは?

  2. 生活指導員講習の受講は?

  3. 生活指導員講習の役割とは?

  4. まとめ



  1. 生活指導員とは?


生活指導員とは、技能実習生の日本での生活全般を管理・指導する職員です。。

生活指導員の役割は、技能実習生の暮らしの相談に乗ることで悩み解決へのサポートをします。そのため、技能実習を万全な状態で受けることができます。


生活指導員になるための要件は

実習実施者または、常勤の役員・職員であり、技能実習を行う事業所に所属する者


しかし、以下に該当する人は生活指導員になることはできません。

・欠格事由に該当する者・過去5年以内に出入国または労働に関する法令に関し不正または著しく不当な行為をした者・未成年者


技能実習指導員や技能実習責任者と兼任することもできます。



  1. 生活指導員講習の受講は?


受講は任意で、義務ではありません。

ただし、受講することで、優良要件の評価に加算されるというメリットがあります。


講義の内容

  1. 外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律について

  2. 技能実習生との向き合い方について

  3. 労働基準法及び関係労働法令について

  4. 労働災害防止・労働災害時対応について


講習時間 4.5時間


流れ

講義

 ↓

理解度テストの実施&採点

 ↓

受講証明書(合格者のみ)


合格ラインは70点以上取得できれば、受講証明書を交付されます。

また、オンラインでも講義を受けることができます。





3. 生活指導員の役割 

生活指導員が必要な理由技能実習生の多くは日本に来るのが初めてであり、日本語も流ちょうに話せないため、生活やコミュニケーションに困難を感じることがあります。

また、母国とは異なる環境下での実習期間中に、ストレスを抱えることも少なくありません。これらの問題を放置すると、技能実習生がトラブルを起こしたり、最悪の場合、失踪してしまう可能性があります。

実際、2023年には9,753人(全技能実習生の約2%)が失踪しています。このような問題を防ぐため、生活指導員は実習生の生活相談に応じ、ストレスやトラブルを未然に解消する役割を担っています。


まとめ

技能実習生が日本で安心して生活し、技能習得に集中できる環境を整えるために欠かせない存在、それが生活指導員です。


選任の条件と禁止事項

生活指導員は、実習実施者や常勤職員でなければならず、以下に該当する人は選任できません:

  • 欠格事由に該当する者

  • 過去5年以内に不正や不当行為をした者

  • 未成年者


講習の受講で広がるメリット


生活指導員講

講習は任意ですが、受講後に証明書を取得すると優良実習実施者の認定で加点が得られます。これにより、技能実習3号の受入れが可能になり、実習生の受入れ人数も拡大します。講習では労働法や災害対応、実習生との向き合い方などを学びます。

(講習時間:4.5時間、費用:約1万円)。


生活指導員が果たす役割の大切さ

技能実習生が日本の生活に慣れ、スムーズに技能を習得するためには、生活指導員の適切なサポートが不可欠です。

事業所としても、適切な人材を選任し、実習生を支える体制を整えることが成功の鍵となります。


 
 
 

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