技能実習生受け入れにかかる費用とは
- 悠貴衣 澤本
- 1月31日
- 読了時間: 3分

こんにちは!外国人雇用アドバイザーの 八神です!
コンビニや建設業等で活躍している技能実習生。
今や日本社会になくならない実習生を受け入れるのにいくらかかるのでしょうか?
「ぶっちゃけ、実習生を受け入れる際にかかる費用はいくらなの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は、一般的な団体管理型で技能実習生を受け入れた場合の必要な経費をまるっと紹介します。
目次
・必要な経費①:監理団体への支払
・必要な経費②:現地への訪問・視察費
・必要な経費③:入国準備にかかるもの
・必要な経費④:入国後にかかるもの
・必要な経費⑤:受け入れ後、継続的にかかるもの
まとめ
必要な経費①:監理団体への支払
団体管理型で技能実習生を受け入れるには、監理団体に入会する必要があります。 ・入会費 1〜10万円
・年会費 0〜5万円※監理団体については以下で紹介しています。
JITCOへの入会が必要な場合
・年会費 3〜5万円
※監理団体によっては、別途JITCO(公益財団法人 国際研修協力機構)への入会が必須になっている場合があります。
必要な経費②:現地への訪問・視察費
実際に送り出し機関の実施している入国前講習を見学したり、面接を実施したりするために現地へ渡航する必要があります。
これは訪問する国や渡航時期、滞在日数によって大きく変わります。
平均的の渡航費・宿泊費込み 15〜25万円(2泊3日程度)
また、Web面接を実施している監理団体もあるので、費用を抑えたい場合は、監理団体に相談してみましょう。
必要な経費③:入国準備にかかるもの
採用者が決まると入国準備にかかる費用が必要となります。
以下の金額は参考までに
在留資格申請(ビザ)約3〜10万円
総合保険料(37ヶ月):2〜5万円
健康診断料:約1万円
入国前講習費:約1万5000〜10万円
実習生本人の入国渡航費:約5〜10万円(時期による)
必要な経費④:入国後にかかるもの
入国後も配属まで準備が必要です。
また、国内でも健康診断の実施が必要です。
入国後研修 約7〜10万円
講習手当て 6〜8万5千円
健康診断料 約1万円
必要な経費⑤:受け入れ後、継続的にかかるもの
実習生が実際に働き始めると、給与等以外にも費用が発生します。
管理費用(送り出し機関への費用含む):1人/月 約3万円~約6万円
帰国渡航費積立金(年間):約2万円(監理団体による)
技能検定料:約2万円
在留資格更新:約3万円~約6万円
まとめ
監理団体のサポート体制や渡航費用、JITCO(国際研修協力機構)への入会等で異なりますので、あくまでも概算になりますが、
技能実習生の採用に1人あたりの費用は約20万円〜50万円かかります。
技能実習生を受け入れるには一見お金がかかるように見えますが、
基本的に途中で別の会社に移ることはできません。
そのため、技能実習2号まで進むと、最長3年間は同じ人を雇用することができます。
日本人を採用すると、転職してしまう可能性もあり、
その転職リスクや、採用広告費や教育費用と比べて考えるとよいでしょう。
また、費用が安いだけで監理団体を選ぶことは絶対におすすめできません。
サポートが不十分であったり、実習生の生活環境が悪く、
最悪の場合は失踪やトラブルにつながることも考えられます。
企業が求めるサポート内容と予算をしっかり検討し、適切な監理団体を選ぶことが大切です。
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