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知ってるようで複雑 !特定技能と技能実習生の違いは?



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「特定技能」と「技能実習」、名前は似ていますが全く異なる制度です。

それぞれの特徴や違いをわかりやすくまとめました。

これを読めば、自分の会社や事業にどちらが適しているか判断するヒントになります!




目次

  1. 制度の目的について

  2. 就業可能な業種や分野の違い

  3. 在留期間について

  4. 転職できるかどうか

  5. 家族の帯同について

  6. 受け入れ方法

  7. 受け入れ人数

  8. まとめ




1. 制度の目的について



まず大きな違いは、その制度の目的です。


技能実習...技能移転を通じた、発展途上国への国際協力


特定技能...人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野において、

一定のスキル、能力のある外国人を受け入れて人手不足を解消する


技能実習は「国際貢献」、特定技能は「人材確保」と、目的が大きく異なります。



2.就業可能な業種や分野の違い


特定技能は12分野、技能実習は85職種(156作業)あり、技能実習は業務内容が非常に細かくわかれています。

特定技能は技能実習に比べて一つの仕事あたりで考えると幅広く業務を行うことができるのが特徴です。


また、技能実習にあって特定技能にはない区分や分野があり、その逆もまたしかりなので注意が必要です。


3.在留期間について


技能実習と、特定技能では在留できる期間が違います。


技能実習...1号から3号があり、それぞれ在留期間が異なりますが3号は試験を受ければ最長5年まで延ばせます。


特定技能…1号と2号があり、1号は通算5年まで、2号は無制限で働くことができます。


特定技能2号は特に長期的な雇用を考える企業に向いています。




4.転職できるかどうか


技能実習…労働が目的ではないため、本人都合の転職は原則存在しません。

就業先が変わる場合は「転籍」という形になります。


特定技能…就労資格なので、同一の職種であれば転職が可能です。



5.家族の帯同について


技能実習…制度上、帰国が前提の技能実習生は、家族帯同はできません。


特定技能…1号は不可ですが、2号は配偶者とその子供であれば帯同できます。


家族での生活を考える外国人にとって、特定技能2号は魅力的です。


6.受け入れ方法


技能実習…技能実習生は海外の送り出し機関と提携している管理団体からの紹介しか、受け入れることができません。


特定技能…特定技能にはとくに制限はありません。

受け入れ企業自ら採用を行ったり、紹介会社を利用したり選択することができます。



7.受け入れ人数


技能実習…人数枠の制限があります、企業の適切な指導ができる程度の人数になっています。


特定技能…原則、人数枠はありません。



8.まとめ

一見複雑に見える特定技能と技能実習も、それぞれの特徴を分けて考えればスッキリ理解できます。

今後、外国人材の受け入れを検討している企業の皆さんには、

目的や状況に応じてどちらの制度が適しているかを選び、

計画的に活用していただければと思います。


ご質問等あればお気軽にお問い合わせください♪


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