監理団体の役割と選ぶべきポイントを徹底解説!
- 悠貴衣 澤本
- 2024年12月28日
- 読了時間: 4分

こんにちは!外国人雇用アドバイザーの 八神です!
外国人技能実習生を受け入れる企業にとって、監理団体の選定は非常に重要です。
実習生の受け入れ手続きや指導を行う監理団体は、企業のサポートだけでなく、
実習生の生活支援やトラブル対応も担います。
「監理団体とは一体何か?」
「監理団体を選ぶ際の重要ポイントは?」
「監理団体選定時の注意点は?」
外国人労働者の受け入れを検討している企業にとって、これらの疑問は必ずといっていいほど浮かぶものです。
本記事では、監理団体とは何か、監理団体の役割と選び方や注意点を分かりやすく解説します。
<目次>
1.監理団体とは?
監理団体は、技能実習生が日本で適切に実習を行えるよう、企業に対して指導・監査を行う組織です。監理団体の主な役割には、実習計画の策定支援や、実習生の生活サポートが含まれます。
監理団体の主な役割:
❶監査業務定期的または臨時の監査を行い、実習が適正に進んでいるかを確認します。
❷訪問指導企業に訪問して、実習生が計画通りに実習を行っているか、指導が適切かをチェックします。
❸入国後講習の実施初めて日本に来る実習生に対して、日本語教育や生活支援を行います。
❹技能実習計画書の作成指導実習生を雇う企業に対して、技能実習計画書の作成をサポートします。
❺外国の送り出し機関との契約送り出し機関との契約手続きを代行し、実習生の選定を行います。
❻実習生の保護と支援実習生が日本で生活しやすいように支援を行います。
❼帰国対応実習終了後の帰国手続きをサポートします。
2 監理団体選びの重要性
監理団体選びは、外国人実習生の受け入れ成功に直結します。適切な監理団体を選ぶことで、企業は実習生のトラブルを防ぎ、労働環境の改善にもつながります。
3 監理団体を選ぶ際の3つのポイント
① 人材の質を見極める
事業者について確認すべきポイント
どのような事業に携わっているのか?監理団体の専門分野や過去の実績を調べましょう。
担当者の経歴や経験はどうか?技能実習制度に精通しているかを確認してください。
外国人を採用するメリットとデメリットを正直に説明しているか?信頼できる団体は両面を丁寧に解説します。
技能実習生の日本語学習カリキュラム
来日前にどのような日本語教育を受けているのか?質の高いカリキュラムを提供している団体を選ぶことが重要です。
② アフターフォローの取り組み
来日したばかりの技能実習生は、生活面や文化の違いに戸惑うことがあります。そのため、以下のようなサポートが充実している団体を選びましょう。
実習生が悩みを相談できる窓口があるか?
日本での生活に適応できるよう、日常的に支援を提供しているか?
③ 実績のある団体を選ぶ
希望する職種・作業の技能実習生の監査の実績があるか
監理団体によって得意とする職種や作業が異なるため、希望する職種・作業の実績がある団体を 選ぶことが重要です。
希望する国の実習生を受け入れられるか
管理団体によって受け入れ可能な国が異なるため、希望する国とのパイプや過去の受け入れ実績を 確認してからすることが大切です。
4 ブラックな監理団体を避けるポイント
技能実習生が失踪するケースが後を絶ちません。年間1万人近くが失踪しており、その原因の多くが不適切な環境にあります。以下の特徴を持つ団体は避けましょう。
通訳が団体職員として雇用されていない 通訳の不在は、実習生が困った時の大きな障害になります。
オフィスが不必要に立派
運営に無関係な経費を浪費している可能性があります。
労務管理がずさん
適切な契約や法令遵守がなされていない場合、実習生の待遇が悪化します。
監理費用の安さだけで選ばない
監理費用が安すぎる場合、サポートが不充分でトラブルや実習生の失踪が増えるリスクがありま す。費用だけで判断せず、サポート内容を確認しましょう。
信頼できる監理団体を選ぶことで、技能実習生の安心した労働環境を提供し、企業の発展にもつながります。慎重な選定を心がけましょう!
参考文献
『小さな会社の外国人雇用 はじめに読む本』





コメント